音が自然に減衰していってちいさくなっていきます。
それでも一流のピアニストが弾くのを聞くと
クレッシェンド、デクレッシェンドから
ふわりとしたスラーやまるで音が単音でも
増幅しているように聞こえたりします。
またそんなに複雑な種類の音色はないのですが
クリアな音や重々しいどしんとした音や
やわらかい表現や硬いガラスのような音色を味わうことができます。
それはやはり熟練の技といえるでしょう。
微妙なタッチの力加減や
指の使い方や腕や手首のしなり方の動かし方で
様々な表現をしているのです。
ピアノは音が完成されており、
音量も大きく広い場所でもたやすく演奏することができます
でもすごく幅の広い表現ができるように開発されたものなので
あとは人間の使い方如何でいくらでも
いろんなことができるのです。