それは、その曲に合った調性は
他では合わないのです。
ピアノですと、どんな調性の曲も
移調したり、途中で転調したりアレンジすることが
できますが、
やはり原曲の調性が一番合うのです。
声楽や管楽器などの場合は
それ自体の調性の範囲があるので
限定されることがあるのですが
弦楽器やピアノだと
あらゆる調性での演奏ができるので
逆に他の調性でためすことができますが
まるで人間の遺伝子のように
決まった調性が存在するようで、
それが一番しっくりくるようです。
作曲家もきっとそれでその調性を選んでいるのでしょう。
平均律でも微妙に音と音の間の幅が
ちがうので12調それぞれの音階が
個性的であるということとも関係があると思います。