盲目のということで注目を浴びているようですが、
私は盲目ということが普通の人より努力を要するということは
わかりますが、
一番感動したのは演奏の素晴らしさです。
もちろん卓越した技術、暗譜能力、
それはもちろんすごいと思いますが
演奏そのものに感動いたしました。
演奏そのものとは一体何だろうと
考えました。
曲を作曲家の意図に沿って表現するという
ところも完璧に近いのですが、
感動というのはそれだけでは生まれないと
日ごろから思っています。
たぶん演奏を通して、辻井さんの人間そのものに
共鳴し、素晴らしいと感じたのです。
表面をつくろっても人間性は隠すことができません。
年を重ねるごとに、そういう部分に
はっきりと気づくことができるようになってきた気が
します。
演奏はただ上手だから感動を
与えることはできない・・・そう思います。
辻井さんがんばってほしいなと思います。
とても素敵だとみんな思っています。