2010年03月22日

両手の練習をはじめる必要性

最近はピアノも技術だけではなく
音感から始めるというレッスンが多いです。

それはとても有意義で、必要不可欠なのものです。
ただ途中から当ピアノ教室にいらっしゃる方で
気になるのは、
音感教育だけで何年も過ごしてきた方の練習方法です。

たまに音感はとても充実して身についているのですが
その分、両手で弾く機会が少なかった場合、

ある程度年齢を重ねてしまっていると
両手がうまく動かない、というケースが多いようなのです。

音感教育は片手でやることが多いので
両手で弾く訓練が少なかったようです。

そういう生徒さんは楽譜も理解でき
音感も身に付いているので、
あとは両手を動かす練習をたくさんするのが
先決となります。

音感教育はとても重要ですが、
そこから両手の練習への移行が
ちゃんとなされているか、チェックされたほうがよさそうです。

もちろん、当教室ではそういう生徒さんも
それまでに身に付けたものを大切にしながら
ピアノ奏法を身につけていけるように
工夫しています。



posted by 小川先生 at 22:15 | 日記