2007年02月26日

おばあちゃんのピアノは楽しそう

私の生徒さんではないですが

おばあちゃんで楽しいレッスンをしていらっしゃる
方の話を聞きました。

おばあちゃんは2人のお孫さんがいます。
2人はおうちにピアノがあるのですが
あまり興味がなかったそうです。

おばあちゃんは孫の母親のために昔
ピアノを購入しました。
それで娘は子供を産む年になり
やはり弾いていないそうです。

自分がやりたかったのかなと
気づき、レッスンを受けてみようと思ったそうです。

弾きたい曲は「エリーゼのために」
ピアノといえばこの曲というくらい憧れの曲ですね。

でもはじめたのは70歳を超えてから・・・
やはり指もうごかないですし、
楽譜も細かくてみずらいのです。

最初は2小節弾くのがやっと。しかも両手で弾くと
なかなかうまくいきません。
でも先生のいろいろな工夫で
1年かかってやっと1ページひけるようになりました。

発表会も弾けるところまでやりました。
でも終わったあとのおじぎのあとの満面の笑顔。
孫も娘もみんなでみにきてくれ、
そのあとはホームパーティー
すっかり主人公になりました・・・

おばあちゃんは3年ぐらいかかってやっと最後まで
弾けるようになりました。

レッスンはたまに簡単な練習曲はやるものの、
同じ曲をずっと練習しています。
でも毎回先生のところまで散歩がてら
歩いて行って、
できないところなどを直してもらって
またおうちでも毎日弾く。

でもそれがとても楽しいそうです。

おばあちゃんのピアノはとても楽しそうです。
こんな続け方も素敵だなって思います。

当ピアノ教室でも
このような楽しさを提供できたらいいなと思います。
人それぞれの楽しみ方があっていいと思っています。


posted by 小川先生 at 16:48 | 日記