音を覚えてもらうために歌も少し取り入れて、
音の感覚を身につけながらピアノを教えることがよくあります。
そんな中でとても気になる男の子がいました。
元気いっぱいだし、ピアノもよく練習してくるのですが
それは彼のだみ声でした。
お母さんも普通に優しい感じなのですが
低い声で声をがらがらにするようにのどをうならせて
話します。
何が原因なのかなと思っていたのですが
少しずつ優しくのどを痛めないような話方というか
声の出し方を指導していきました。
そういう声をだそうとする心理状態は
あまり相手を思いやっていないというか
相手に優しく話そうという気持ちがない
ように思えるのです。
ボイストレーニングは当教室は二期会の研究生の
講師にお願いしていますが、
ピアノや音楽を演奏するときにも
聞いている人によく聞える澄んだ音を
出すのが重要だと考えます。
声の出し方にもその人の演奏が関係しているように
思うので、少しずついい声にしていけるように
指導しています。
だんだんそのだみ声も直ってきました。
ピアノも楽しく演奏しています。