それぞれの作曲家の生まれ育った環境や、
その時代の楽器の状況や
流行などが関係しています。
その他、
作曲家それぞれがもつ息遣いというか
リズムがあります。
中には民族音楽を引用したものもあり、
そういうものは楽譜にはあらわせないほどの
微妙なリズム感がひつようになります。
有名なショパンの作品は民族音楽のリズムが多様されていて、
ワルツといってもヨハンシュトラウスのような
華麗な舞踏音楽ではなく
3拍目に少し重さというか長めにひくという特徴があったり、
します。
そういうものはやはりいろんな演奏家の
演奏を聴くことから勉強を始めるのが一番の
近道ですが、
たとえ頭で理解しても
それを表現する段階でとてもむずかしいときがあります。
そういう時はどこかちょっと重心をずらたしたり
いろいろな奏法を工夫して
やると案外できるようになることがあります。
ちょっと左足に力をこめるとか
うしろにのけぞって弾くとか
すると
思わず簡単に表現できることがあります。
演奏法はとても工夫が必要です。