2007年06月19日

演奏者と観客の会話

演奏したいなとか思うことって
なんでなのかなって思います。

ただ曲を練習したのを聞いてもらいたい
そういう素朴なのが一番いいと思いますが。

何回かやっていると
だんだんただ聞いてもらうだけというより

聞いてもらうことによって
演奏している本人がとても得るものが多いことに
気がつくことがあります。

それはやってみた人にしかわかりません。

下手とか上手にできたとかではありません。

曲がよかったとか有名な曲だったからとか
ではないです。

演奏するとその音が聴いている人の耳に
入ってきますね。
そうするといい音だなとか
何か感じると思います。
その感じている雰囲気が
演奏している人に戻ってくる感じがあるのです。

まるで会話をしているようです。
お互いに空気の振動を通じて
話しているような感じです。

それはとてもいい気持ちですよ。



posted by 小川先生 at 19:48 | 日記