2007年09月17日

厳しいレッスンがいいですか

一昔前までは
ピアノ教師というと
とても厳しい方が多かったように思います。

私も音大付属とか音大の先生は
厳しい方が多く、

きちんと練習していないと
怒鳴ったりはしませんが
かなり厳しく注意されました。

また挨拶の仕方や
お礼を言うなどの作法や
演奏前後の礼儀などはとにかく
厳しく細かいところまで注意されたものです。

でもレッスン自体があまり厳しすぎるのは
逆に萎縮してしまい
のびのびとした自由な発想を妨げたり
かえって力がはいりすぎてうまく弾けなくなったりすることも
よくありました。
ですので私はレッスンの時は
分かるまで丁寧にを心がけています。

運動と同じで頭ではわかっていても
それをどう体得するか、
それを助けるかということに重点をおき
できないのは教える側にも責任があるという
気持ちを忘れないようにしています。

ただ挨拶や社交辞令、
社会生活に必要な礼儀作法は
同じように伝えたいと思っています。

それはピアノ弾くとか芸術家であるにしても
なくても人間として必要なことだと思うからです。

どんなに演奏が立派でも
人間としてかけていたらそれはまったく
無意味なものとなってしまうと思うからです。

posted by 小川先生 at 21:04 | 日記