音はだいたい大きい音か小さい音かが一番わかりやすい変化ですね。
それはその言葉のとおり大きい音量なら大きい音、小さい音量なら小さい音です。
でもそれだけでは量れない音質というものが演奏には
不可欠な要素です。
たとえば同じ大きな音でも
ペダルを使って響きが増幅していく大きな音
アクセントのついている一瞬どかんというような感じで大きな音。
それを比べても前者は雄大な感じですが
後者は迫力のある元気のよい感じです。
この・・・な感じというのが音質だと思います。
小さい音でも
モーツアルトのように少し跳ねている音でコロコロとした感じもあれば
なめらかなスラーでていねいな感じもあります。
つまり絵画における
色合いが音質で濃い薄いが音量ではないでしょうか。
それらの表現は指や腕などの使い方によって
微妙に調節していきます。
そういう細かいところまで表現すると
よりプロフェッショナルな演奏になることでしょう。