2008年02月03日

お菓子づくりや料理をつくるのは好きですか

演奏家は美食家が多いとよく聞きます。
そしてお菓子つくりや料理をつくるのが得意な人も多いようです。

全員がそうという訳ではないですけれども
演奏とそういう食べ物を作るのは
少し似ているところがあるように
思います。

まずお菓子で考えますと
小麦粉やバター、卵などの
必ず必要な材料を正しく計量しなければなりません。

それはまるで音符の長さを正しく弾くことに近いと思います。

また混ぜる順番や混ぜる時間を
正しくやり、どのような状態になったら次のステップへ行くかを
見極めることができないとうまくできません。
それは練習をゆっくりやったり早くやったりしながら
完成に近づける作業と似ています。

そしてオーブンに入れたり、蒸したり
冷やしたり・・・それもお菓子の状態を
細やかに見ながらやります。
それは最後の演奏の本番の気持ちのようです。

そういう作業を経て美しい演奏や
おいしいお菓子やお料理を
お客さんに提供できるのではないでしょうか

いろいろな過程を楽しみ
踏まえながら完成へ導く気持ちが
お料理や演奏には必要なので

両方とも芸術です。




posted by 小川先生 at 22:39 | 日記