そしてお菓子つくりや料理をつくるのが得意な人も多いようです。
全員がそうという訳ではないですけれども
演奏とそういう食べ物を作るのは
少し似ているところがあるように
思います。
まずお菓子で考えますと
小麦粉やバター、卵などの
必ず必要な材料を正しく計量しなければなりません。
それはまるで音符の長さを正しく弾くことに近いと思います。
また混ぜる順番や混ぜる時間を
正しくやり、どのような状態になったら次のステップへ行くかを
見極めることができないとうまくできません。
それは練習をゆっくりやったり早くやったりしながら
完成に近づける作業と似ています。
そしてオーブンに入れたり、蒸したり
冷やしたり・・・それもお菓子の状態を
細やかに見ながらやります。
それは最後の演奏の本番の気持ちのようです。
そういう作業を経て美しい演奏や
おいしいお菓子やお料理を
お客さんに提供できるのではないでしょうか
いろいろな過程を楽しみ
踏まえながら完成へ導く気持ちが
お料理や演奏には必要なので
両方とも芸術です。